ハイスイノナサ

haisui_doubutsu_jk

2012/05/23(Wed)RELEASE
ZNR-120 ¥2,300(tax in)

「『動物の身体』がある意味総括的な内容であったということもあり、実験的な要素を含んだ挑戦的な内容にしたいと思って作りました。音楽というよりも、音 を用いてひとつの現象を作り出すというような試みを、いかにポピュラー音楽の枠組みに落とし込むかというような挑戦になりました」(照井順政/ Gt)

照井の言葉通り、本作にはバンド初の試みが多数盛り込まれている。1 曲目の“mirror” と2 曲目の“reflection” は対になっていて、流麗なストリングスをフィーチャーしつつ、ミニマルかつドープに仕上げた“mirror” に対し、“reflection” は“mirror” をエディットし、生演奏や電子音を重ねて完成されたもの。しかも、“reflection” の途中までは、彼らの曲の顔であるはずの鎌野 愛のボーカルが一切出てこないという大胆さ。

情報社会の中での人間の精神と身体の変容、それらと都市の風景との関係性という、彼らが一貫して追い求めているテーマが、本作ではこの2 曲の対比によって描かれているのだ。ドラムの中村圭佑が作曲し、照井淳政のベースリフが先導する「動」の曲調が、他の2 曲とは異なる魅力をアピールしている3 曲目の“in motion” も含め、全編が聴き所の強力盤である。

8 /30には大西景太とのコラボレーションによるワンマンライブが、渋谷WWW で開催されることも決定。精巧な建築物を見ているかのような独自の世界観はそのままに、「バンド」という概念すら飛び越えて、より先鋭的に進化を遂げた最 新型のハイスイノナサ。ぜひご堪能あれ。

TRACK LIST

  • 1. 動物の身体
  • 2. ある夜の呼吸
  • 3. 地下鉄の動態
  • 4. 波の始まり
  • 5. 水の形、面の終わり
  • 6. logos
  • 7. モビール
  • 8. 森と照明
  • 9. 落下から衝突まで